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2008年4月 3日 (木)

パンズ・ラビリンス

すごい映画でした。

主人公は、オフェリアという女の子。彼女は、自分が魔法の国の王女の生まれ変わりだということを知ります。魔法の国にもどるには、現実世界において、三つの試練を乗り越えなければなりません。果たして、オフェリアは、無事、魔法の国にもどれるのでしょうか。

というのが、お子様向けのストーリー紹介。これにだまされて子どもに見せたら、一生のトラウマになりそうな残酷描写が満載です。なので、大人向けのストーリー紹介にしてみると……、

オフェリアは、身重の母といっしょに、新しい父親(大尉)の駐屯地におもむく。大尉は、ゲリラ殲滅のためには手段を選ばない残酷な人間だった。大尉は、母体よりもじぶんの子どもを優先させるよう医者に頼み、母親を死なせてしまう。オフェリアには、ひとりだけ信頼できる女中がいた。が、彼女は、ゲリラの仲間だった。女中にも大尉の魔の手が伸びるのは時間の問題だ。オフェリアは、そんな現実のむごさに翻弄されながらも、人間らしさを貫こうとする。彼女を支えていたのは、おとぎ話への高貴な思いだった。

こうして書くと、全然、話が違うでしょう。ファンタジー(古いおとぎ話)としても、リアルな話としても見ることができる。だから、奥深い。感涙なのか、悲憤なのか。それは見る人次第です。

パターンをなぞっているだけの腐れファンタジーが多い中、すばらしいオリジナリティと志の高さです。まだ未見で気になる作品は残っているものの、去年のベストワン映画は、これかも。残酷描写に耐えられる人には、おすすめ。

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受信: 2008年4月 4日 (金) 22時40分

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