ナンセンスの評価基準
スーパーで買い物していたら、なぜか思いついてしまいました。大したことじゃないけど、メモとして残しておきます。
ほんと、児童書を評論する人って、ナンセンスに弱いのね。「弱い」というのは、言葉できちんと説明できないということ。本格的というか、こちらが納得できる評論なんて読んだことがありません。せいぜい「読者サービスに徹している」とか「おもしろい」が関の山。それでは、できのいいナンセンスとできの悪いナンセンスの区別なんて永遠にできないでしょうが。プン。
ということで、ホップステップジャンプ理論を提案します。
ナンセンスの基本は笑い。笑いはホラーと紙一重。ナンセンスは、さらにその先をいく。
1 ホップ ありそうでこわい。あったらこわい。
2 ステップ でも、よく考えたら、おバカ。
3 ジャンプ おバカが、ぶっとぶ。
ナンセンスでも最低限のリアリティは必要です。それが「ありそう」で担保されてあるわけ。さらに、それだけでは、ただの生活童話になっちゃうので、「ぶっとぶ」が必要と。
だから、「ぶっとび」感が低い作品は、できの悪いナンセンス。「ありそう」が担保されていない作品は、現実ばなれしすぎたナンセンス。あるいは、マンガ。これで、一応の評価基準になるでしょう。
もちろん、この評価基準では、ザルのように漏れていく作品も多いです。特に絵本系統は、お手上げ。でも、「読者サービスに徹している」よりは遥かにましな気はしています。いかがでしょうか。
例
○ホップ ステップ (ありそうな恐怖と笑いを混在させ助走)
夜道を歩いていたら見知らぬ人間に大声で話しかけられる(恐)
よく見たら、ケータイを使っているだけ(笑)
でも、そのケータイは、電話ではなく、テレビのリモコンだった(恐)
「あ、まちがえて持ってきちゃった」(笑)
○ジャンプ
めんどくさいから、リモコンをほんとうの電話のように使ってしまえ。と思って、適当にチャンネルを合わせたら、リモコンからアイドルの声が。「テレビ出演中に電話なんかしてくるな、ぼけ~」
……。
つ、つまらん。即興で作ったネタなんて、こんなもの。これこそ、ぶっとび感がたいしたことないナンセンスというのです。でも、評価するための言葉はこれで手に入れられたでしょう?
ちゃんちゃん。だれか、もうすこし、ましな評論を書いてくれい。
| 固定リンク
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/165204/11839599
この記事へのトラックバック一覧です: ナンセンスの評価基準:
コメント