ったく
児童書の軽装版には児童文学寄りとライトノベル寄りの二種類があり、わたしのような立場の人間がライトノベル寄りの作品を読むと、荒さを感じずにいられない。これは、以前、書いたことだよね。
バカなので、また研究のため、その手の作品を読んでしまいました。作品名はあげないけど、
「なんだよぉおおおおっ」とか、「ちょっとぉおおおおおおおおおおおおっ」とか、
こんなセリフを多用できる、そのセンスに、だんだんむかっ腹が立ってきました。一行の説明文で済みそうなところを会話の多用で一ページにしてあったり、とつぜん一行の空白だけで人物の視点を変えてしまったり、ほんと、小説作法の基礎の基礎をライトノベル文法で破壊しつくすその姿勢には荒さ以上に薄ら寒いものを感じました。
キャラ立ちならぬ、キャラだけエンタテイメントなら、これでも許されるってか。
ったく、勘弁してくださいよ。
さらに、アニメなどで既視感がありすぎるものを文章化してあるだけなのに、児童書ではめずらしいというそれだけで持ち上げるのは、やめてほしいんですけど。その作家にしか書けないものが書いてある。それがわたしの読みたい作品です。でなきゃ、おもしろいと感じられない。というより、自分にしか書けないものを書こうとするのは作家の本能ではなかったのか? 量産作家だからといって、既視感のあるもののコラージュだけで作品を成立させんなよ。速書きしているのがミエミエ。
ライトノベル作家が流入してきても、売り上げは伸びても児童書全体のレベルは上がらんわ。なんか、確信してしまいました。
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コメント
心中、お察しいたします。
私はしっかりした文章で、良質の児童向けアニメのような作品。すなわち、商業主義の洗礼を受けいれつつも、その中で作り手の確固たる思いが表現されている作品が読んでみたいというクチ。
ですのでラノベ化の傾向は、そういった作品が出てこれるであろう裾野を広げるという意味で好意的に受け取っている立場ですけれど、文章の軽薄化までは受け入れたくないですね。
裾野を広げれば、当然質が落ちてしまう矛盾は承知していますけど、せめて文章から読み手に対する想いまで失くして欲しくないものです。
投稿 ゆーずー無碍 | 2007年8月11日 (土) 00時00分
単なるグチにお付き合いいただきありがとうございます(笑)。
とにかく、すぐれた本を読みたいです。ほんと、頼んますわ。
投稿 まるは | 2007年8月11日 (土) 01時25分