尾木ママvs橋下知事
おそらく、こういう事態になるだろうと思って「キャスト」を録画しておいたら、案の定。
これを読んでどう思うかは個人の自由です。でも事実関係だけは掴んでおかないと、おちおちツイッターもできません。というのは、ツイッターは、事実関係を確かめず、印象だけで相手を非難する人間があまりに多いから。
ということで、さくっと、まとめてみました。
ABCのニュース番組「キャスト」
教育基本条例案について「橋下知事VS教育委員会」の激論をVTRで紹介。
ーーーーーーーーピックアップされた発言ーーーーーーーー
陰山氏 「条例として通ったらこれが大阪全体の意志になる。これは本当に民意なのか。」
教育委員「ああ、これが政治の介入なのかと」
陰山氏 「政治の介入は慎重でなければいけない。教育基本条例なんです。最高法規なんです。決められた以上、我々は従わなければいけない。だから、できないと言っている。」
橋下知事「保護者が感じている、求めというか、保護者の感覚。これがうまく届ききれていない」
「戦後民主主義を引っ張ってきた教育委員会制度はこのままでいいのか」
陰山氏 「教育の基本という、すべての子どもに関わる重要な問題を一回二回の選挙で決めていいのか」
橋下知事「圧倒的多数の区民の皆さんが、圧倒的有権者の声が、条例案に書いてあることは普通の感覚での問題提起、というか、そのレベルなんです」
「まず対案出してくださいよ。教育委員会から全く違う案を作られたらいいじゃないですか、教育委員会の制度について」
教育委員「教育委員会は執行側ですから」
橋下知事「いや。教育委員会は決定機関でもある」
教育委員「対案出したら一からやっていただけます? これを白紙撤回して」
橋下知事「いや、これと並べて議論されたらいいじゃないですか。教育委員の対案と議会の対案で」
ーーーーーーーー 公開討論後のコメントーーーーーーーーーー
陰山氏 「最終的に条例として可決されれば、私達が今まで進めてきたことは困難になるので、職を辞するしかない」
橋下知事「いい意見交換だった。体制を変えるにはこういう政治的手法をとらないと変わらない」
「どうなるかは教育委員会サイドの責任と思っている」
ーーーーーーーーVTRを見てのコメントーーーーーー
尾木ママ「これ、なんか擦れ違っているという感じがしました。一番大事なのは府民の皆さん、保護者の方が何を不満に思っているか、どうしてほしいのかを、もっと浮かびあがらせ、それを両者が挟んで、じゃあこういう解決法があるよ、橋下さんのやり方もあるよというので議論すればいい。問題点がシャープにあがってきていない。東京からきているので、この場面しかわからないせいもあるけれど」
浜氏 「『擦れ違い』という言葉がキーワードかなと。こんな大喧嘩をしていることが、どんな生産的な結果を生むのか、非常に不思議。政治主導といいながら、政治家と役人がぶつかって、お互いにすねて反発して何も生まれてこないという国政のパターンに似ている。肝心の子どもたち、保護者はこれを見てもイライラするだけ。もうちょっと噛み合った形で教育改革を」
ーーーーーーーー教育基本条例案の内容説明ーーーーーーーー
「教育委員は目標達成の責務が果たされないと罷免」
「教員は校長の職務命令に3回違反すれば免職」
尾木ママ「これは国際基準から言えば、2008年の12月にILOとユネスコの共同調査団がこういうことに対して自制命令・勧告を出しました。教員の地位協定があって、わが国もそれを批准しています。それに反していることは確か。時代に逆行しているのは紛れもない事実です。それをわかってて出しているなら、それなりの理由があるんだろう。ぼくはそれを知りたい」
井上公造氏「橋下さんのすべてにおいてのやり方は、極論をポンともってきて、騒ぎを起こして、そこに注目をもっていって、そのあとに徐々に変えていくみたいな」
ーーーーーーーー教育基本条例案の内容説明ーーーーーーーーーー
「教員を五段階にランク分けし給与・手当てに反映させる。最低ランクはクビの可能性あり」
「小学校の学力テストの結果は学校別に公表」
尾木ママ「東京でもやって失敗しているんです。先生は成績をあげようとして頑張るけど、基準になっているところしか頑張らない。たとえば不登校・いじめへの手当てが評価項目になっていないと、手を抜くというか、(評価項目になっている)他へ力を注ぐでしょ」
尾木ママ「学力テストの結果は、実はフィンランドは競争をやめたら、世界のトップになった。競争であがるなら、世界中でやっているはず。やってないんです。アメリカには落ちこぼれ法案があるけど、それは落ちこぼれを防止するということでやっているだけで、これをやっている国はないんです」
尾木ママ「競争をやると学力は落ちるんです。コップの中の争いで、一位になったと喜んでいても、もっと国際的な基準からいったら低いかもしれない。テストで測れるような学力は、一部にしか過ぎない。今国際社会が求めている学力は洞察力なんです。それは測りにくいもので、だから教育委員会がおっしゃっていることも一理あるだろうと」
井上公造氏「ランク分けしたくなるようなダメ教師が多いことも事実」
尾木ママ「確かにそうなんですよ。だからおかあさんがたの(知事への)支持があるんだと思うのね。だったらDランクになるような人を上げていくのが、教育委員会や行政の支援だと思うの。ランク分けしたらなんとかなるだろうじゃなくて、しかも信賞必罰なわけですよね、東京でもやったわけだけども。下のほうからとった金を上に回すとか、校長のランク分けだとか。これではコップの中で争っているだけで、ボトムアップしないんです」
尾木ママ「思いは間違っていないかもしれない。だけど、方法論が、あまりに……。他の県の教訓に学ぶとか、国際的な勧告に学ぶとか、視野を広げてほしい。時代遅れな感じ」
浜氏 「これって、教育の均一化につながると思いますね。おなじ評価で、みんな測られるわけでしょ。いい成績をとろうと思ったら、おなじ教育のやり方になってしまう。それは質の高い教育につながらない」
尾木ママ「多様な先生のよさが結集できない。おなじ顔つきになってしまう」
ーーーーーーーー放送終了後の深夜 橋下知事のツイートーーーーーー
尾木さんは条例も読んでいないし、数分のビデオを観ての直感コメント。浜さんは訳が分からない。大谷さんはいつもの現実を知らなさ過ぎのコメント。この番組、大丈夫かな~僕はいつでも討論に応じますよ。今日の3名のコメントのおかしさをきちんと明らかにします。それまでに番組終わっているかも。
井上孝造さんのコメントが的確。酷い先生もいるのはいるでしょ?とそうなんです。今までその基準が緩過ぎたんじゃないのか?というのが維新の問題提起。相対評価がダメなら今の絶対評価基準が妥当なのかを問うているのです。井上さんの感覚が維新の感覚。普通の有権者の感覚なんです。
尾木さんも、あんな数分のビデオを観てコメントしちゃいけません。こっちは2時間半議論をやっているんだから。あーいうときは、知事と直接討論したいと言うべきなんです。尾木さん、条例呼んでいませんね。教員の分限は、最低ランクでも、その後もう一度絶対評価で評価し直す。直ちに分限ではない。
教育基本条例も、これによって教育委員会は対案を考えざるを得なくなった。これまでの教育委員会制度について自問しなければならない。どこに問題があるのかを。ABCのキャスト、大谷さんと言い、浜さんと言い、酷いコメンテーター陣。橋下何を言う!と思うなら、いつでも番組に行って討論しますよ。
ABCのキャストは酷い番組だな~これ取材も勉強も全くしていない。浜さんというコメンテーターも酷過ぎ。今回は、教育委員会制度のあり方を問うもの。こんなところで争っていていいのか!って知事と教育委員が公開の場でここまで議論している自治体はない。それだけ全国の教育委員会は形骸化している
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